GitHubでシェルのdotfilesを管理すると他の環境で使いやすい件
作業サーバーや新しいPCでいちいち設定ファイルを作って書くのは面倒くさいです。 使い慣れたシェル環境を使いましょうというのがこの記事のテーマとなります。
タイトルの通り複数環境で作業する時GitHubでdotfileを管理すれば便利だよね?ということを学びます。
dotfileて何?
シェルの設定ファイルのことです。隠しファイルとなっており頭に.
(ドット)がついているのでdotfileと表現します。
例えばbashですと.bashrc
zshなら.zshrc
というのがdotfileです。
dotfileの管理の仕方
GitHubにdotfiles
というリモートリポジトリを作成し、そこにdotfileを置いておけばどこからでもdotfileクローンしてくればいいだけだよねということです。
使い慣れているシェル環境をどこでも使えるというのはかなり便利だと思います。
ざっくり手順
- GitHubにdotfilesというリモートリポジトリを作成し、ホームディレクトリ直下にcloneする
- dotfile(.bashrcや.zshなど)をcloneしたdotfilesディレクトリにコピー
元のファイルへのシンボリックリンクを作成 ※シンボリックリンクをいちいち設定するのは大変なのでshを作ったほうが楽です。 詳しくはdotfilesを作ろうを参照
git push
する。- 変更あるたびにリモートリポジトリにpushする。
ほんとうにざっくりですがこんな感じです。
簡単なGitHubの使い方
GitHubは個人開発にしろ実際の開発現場にしろ使う機会は多く必須スキルと考えます。 この機会に使えるようになっておきましょう。
導入方法はこちらが詳しいです。
https://tech-blog.rakus.co.jp/entry/20200529/git
dotfiles管理で主に使うコマンドは
# GitHubURIからファイルなどをダウンロードします git pull `URI` # ローカルリポジトリの更新対象とするファイルを選びます git add . # ローカルリポジトリにコミットします git commit -m 'コメント' # リモートリポジトリにローカルリポジトリにの内容を送信します git push
くらいです。 設定ファイル自体はそう何回も変更することはないので余りいじる機会はないかもしれません。
dotfileを他の環境にインストールする
使いたい環境でgit clone GitHubのdotfilesのURL
し、シンボリックリンクを作成。
setup.shを作った場合はそれを実行します。
git clone dotfilesのURL ./setup